独自ドメイン利用(Whitelabel)設定のアップグレード

2015年7月6日、独自ドメイン利用(Whitelabel)機能が一新されました。これにより、旧ダッシュボード(Whitelabel Wizard)で独自ドメイン設定を行っていたユーザには、設定のアップグレード(Upgrade)メニューが表示されるようになっています。本記事では、アップグレード方法についてご紹介します。

SendGridのWebポータルでSettings>Whitelabels配下のWhitelabel Overviewを選択すると作成済みのWhitelabel設定一覧が表示されます。ここで、歯車アイコン>Upgradeを選択するとWhitelabel設定のアップグレードが行えます。

 

アップグレード

 

通常、このままアップグレードを行おうとすると、次のようなメッセージが表示されます。


このエラーはアップグレードを試みたWhitelabel設定に対して、同じサブドメインのWhitelabel設定が複数存在する場合に表示されます。新機能では、Domain WhitelabelとEmail Links Whitelabelで使用されるサブドメインの重複ができないようになっています。一方、旧Whitelabel設定ではこれらのサブドメインが重複した状態となっているため、アップグレードを行うには、いずれか一方のサブドメインを変更して、新しいDNSレコードを作成する必要があります。

例えば、旧Whitelabel設定が「email.yourdomain.com」となっている場合、Domain WhitelabelおよびEmail Links Whitelabelは同じサブドメイン「email」を利用しているため、チェック(Validate)に失敗します。

 

Whitelabel設定のアップグレードによる到達性への影響

Whitelabel設定のアップグレードに伴う変更は、受信者には見えませんが、裏ではいくつか重要な変更がなされています。

  • アップグレード後のSPFレコードでは、そのアカウントに割り当てられているIPアドレスのみが含まれるため、より高いセキュリティを確保できるようになります。
  • メールを署名するドメインが変更になります。

SendGridはメールを送信する際、メールヘッダにいくつかの重要な情報を書き込みます。これには、Return-PathドメインとDKIMドメインが含まれます。Domain Whitelabelをアップグレードするとこれらの値が変更になりますが、到達率に影響があることはまれです。つまり、アップグレードによるメリットはリスクを上回ります。

 

Domain Whitelabelのアップグレード

Domain Whitelabelをアップグレードする場合、新しいDomain Whitelabel設定で使用する新しいサブドメインを作成することを推奨します。

重要な注意点として、DKIM署名はドメインフィールドに入力した値をベースに作成されます。サブドメインを変更しても、新しいWhitelabel設定から送信されるメールのDKIM署名は、古いWhitelabel設定から送信されるメールと変わりません。しかし、Return-Pathヘッダのドメインは変更されます。

例えば、Whitelabel設定をem.example.comからemail.example.comに変更した場合、DKIMは変わらずd=example.comで署名されますが、新しいReturn-Pathは@em.example.comから@email.example.comに変更されます。

サブドメインフィールドの変更後は、このWhitelabel設定をあなたのアカウントのデフォルト設定とするか否かを決定してください。また、Automated Securityの設定を指定できます。

  • Automated SecurityをONにすると、DNSに登録すべき3つのCNAMEレコードが表示されます。
  • Automated SecurityをOFFにすると、DNSに登録すべきレコードは、MXレコードが1つ、TXTレコードが2つとなります。

「Save」を選択すると、DNSに登録すべきレコードが画面に表示されます。これらのレコードをDNSに登録後、再びこの画面に戻り新しいWhitelabel設定のValidateを行ってください。

 

設定をアップグレードする場合は、既に送信済みのメールのクリックトラッキングができなくなることを避けるため、Domain Whitelabelのサブドメインを変更することをお勧めします。

 

Whitelabel設定をアップグレードすべきか?

いくつか難しい点はありますが、旧Domain Whitelabel設定のアップグレードを強く推奨します。新しいWhitelabel設定では、カスタムDKIMキーをローテーションすることでセキュリティを強化し、カスタムSPFレコードにより送信者認証を改善しています。これらの改善はWhitelabel設定毎にユニークなDNSレコードを作成することで可能になります。



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