迷惑メール業者に悪用されてしまうのを防ぐため、Liteプランでは送信量に上限を設けています。最初の7日間は1日あたり1,000通までしか送信できません。それ以降は、以下の3つの値に応じて上限が引き上げられます。
- アカウントが有効になってからの経過日数
- メールの通算リクエスト数
- レピュテーション
以下の表は、1日あたりの送信量の上限についてまとめたものです。上限は「基礎上限+加算分」で算出されます。
基礎上限
「アカウントの経過日数」「メールの通算リクエスト数」「レピュテーション」の3つの条件について、全て満たされている行の値が適用されます。
加算分
条件を満たした分が、基礎上限に加算されます。加算対象となるのは、基礎上限となって
いる行の、1つ下の行の条件のみとなります。
条件 | |||
---|---|---|---|
アカウントの経過日数 | メールの通数リクエスト数 | レピュテーション | 基礎上限 |
0日 | -- | -- | 1,000通 |
7日 → +3,000通 | 50,000通 → +3,000通 | 80% → +3,000通 | 10,000通 |
14日 → +30,000通 | 500,000通 → +30,000通 | 90% → +30,000通 | 100,000通 |
28日 → +300,000通 | 5,000,000通 → +300,000通 | 95% → +300,000通 | 1,000,000通 |
どのような状況のときに上限がいくつになるのか、具体的に見てみましょう。
例1)
- アカウント作成からの経過日数:10日
- メールの通算リクエスト数:10,000通
- レピュテーション:91%
この場合、1日あたりの送信量の上限は
基礎上限1,000通+(経過日数加算3,000通+レピュテーション加算3,000通)=7,000通
ということになります。
例2)
- アカウント作成からの経過日数:15日
- メールの通算リクエスト数:49,000通
- レピュテーション:99%
この場合、メールの通算リクエスト数が50,000通を超えていないため、送信上限は1,000通のままです。
したがって、1日あたりの送信量の上限は
基礎上限1,000通+(経過日数加算3,000通+レピュテーション加算3,000通)=7,000通
ということになります。
レピュテーションが下がった場合は、それに応じて上限も引き下げられることに注意してください。これらの値は夜間にチェックされるため、値が変わった瞬間には更新されません。