SendGridではプランごとに機能や料金、制限が異なります。各プランの機能については機能一覧を、料金やその計算方法については以下の「よくあるご質問」を確認してください。
・利用料金の計算方法や、請求のタイミングについて教えてください
プランのアップグレードとダウングレードにおける注意点(主に制限事項の変更)は以下のとおりです。
アップグレードの場合
変更になる制限事項とその内容
Free→Essentials | Free→Pro | Essentials→Pro | |
1日あたりの通数制限 | 制限がなくなる | 制限がなくなる | 変更なし(制限なしのまま) |
マーケティングキャンペーン機能のContacts | 2,000件を超えた登録が可能になる | 2,000件を超えた登録が可能になる |
変更なし (登録上限なし) |
Teammate作成上限 | 変更なし(3のまま) | 3→1,000 | 3→1,000 |
サブユーザ作成上限 | 変更なし(利用不可のまま) | 利用可能になる(15まで作成可能) | 利用可能になる(15まで作成可能) |
Event Webhook設定数 | 1→2 | 1→5 | 2→5 |
送信元IPアドレス | 変更なし(共有IPアドレスのまま) | 固定IPアドレスに変わる | 固定IPアドレスに変わる |
Email Activity Feedのイベント保存期間 | 変更なし(3日間のまま) | 3日間→7日間 | 3日間→7日間 |
主な注意点
送信元IPアドレスの変更によるメールの遅延
Proプランにアップグレードすると、送信元IPアドレスが「共有IPアドレス」からアカウント専用の「固定IPアドレス」に変わります。固定IPアドレスはクリーンな状態で割り当てられるため、IPレピュテーションがまだ構築されておらず、プラン変更の直後は一時的にメールの遅延(スロットリング)が発生することがあります。1日の送信通数が少ない場合は特に問題ありませんが、可能な限りIPウォームアップを実施してください。
サブユーザ活用の早期検討
サブユーザ機能を使うと、テスト用、本番用など用途ごとに送信環境を分けることができます。サプレッションリストや統計情報を環境ごとに分離できるためとても便利な機能ですが、用途や送信量が増加した後になって各送信をサブユーザに切り替えるのは大変です。
早めにサブユーザを利用し、用途・種類ごとに独立した送信を行うことを推奨します。
ダウングレードの場合
変更になる制限事項とその内容
Essentials→Free | Pro→Free | Pro→Essentials | |
1日あたりの通数制限 | 100通までになる | 100通までになる | 変更なし(制限なしのまま) |
マーケティングキャンペーン機能のContacts | 2,000件以上の登録は不可になる | 2,000件以上の登録は不可になる |
変更なし (登録上限なし) |
Teammate作成上限 | 変更なし(3のまま) | 1,000→3 | 1000→3 |
サブユーザ作成上限 | 変更なし(利用不可のまま) | 利用不可になる | 利用不可になる |
Event Webhook設定数 | 2→1 | 5→1 | 5→2 |
送信元IPアドレス | 変更なし(共有IPアドレスのまま) | 共有IPアドレスに変わる | 共有IPアドレスに変わる |
Email Activity Feedのイベント保存期間 | 変更なし(3日間) | 7日間→3日間 | 7日間→3日間 |
主な注意点
サブユーザのデータ退避
Free、Essentialsプランではサブユーザは利用できません。Proプランからダウングレードすると全てのサブユーザにアクセスできなくなるため、ダウングレード前に必要なデータは他の場所に退避させてください。
固定IPアドレスの解放
ProプランからFreeまたはEssentialsプランにダウングレードすると、アカウントに割り当てられていた固定IPアドレスは解放されます。再びProプランにアップグレードしても以前と同じ固定IPアドレスが割り当てられることはなく、クリーンな状態の固定IPアドレスが割り当てられるため、再度IPウォームアップする必要があります。