SendGridから送信されるメールのエンベロープFrom(Return-Pathヘッダに記載されるアドレス)は、SendGridにて自動的に生成されるため、送信側で指定することはできません。初期状態では、エンベロープFromは以下のような形式となります。
[SendGrid側で自動生成]@sendgrid.net
- ローカルパート(@以前)
SendGrid側で自動生成されるため、送信側で指定することはできません。生成ロジックは公開されておらず、予告なく変更される可能性があります。 - ドメインパート(@以降)
Domain Authenticationを設定することで独自ドメインに変更が可能です。Domain Authentication設定時に入力した「From Domain」(ヘッダFrom)にサブドメインが付加されます。
例えば、Domain AuthenticationのFrom Domainを「example.com」と設定した場合、ドメインパートは「em????.example.com」のようにサブドメイン(「em????」の部分)が付加された形になります。
サブドメインは省略できませんが、Advanced Settings(高度な設定)の「Use custom return path」でカスタマイズが可能です。
エンベロープFromを自由に指定できないのは、バウンス発生時の不達通知(NDR)をすべてSendGridにて受け取る仕組みになっているためです。送信側でバウンスの発生を検知する場合は、Event Webhookをご利用ください。