Gmailドメイン宛の通数が1日5,000通を超える送信者は、マーケティングメールに「ワンクリック配信停止」の仕組みを導入する必要があります。ワンクリック配信停止はRFC 8058で規定されており、本文内に配信停止リンクを明記するだけでなく、メールヘッダにも専用のURLを含めることが求められています。
SendGridでは、送信方法によらず、ワンクリック配信停止に対応可能です。
SendGridの配信停止機能を利用する場合
SendGridの配信停止リンクをメール本文に挿入し、SendGrid側で配信停止リストの管理(Global UnsubscribeやGroup Unsubscribe)を行う場合は、メールの送信方法によらず、ワンクリック配信停止に対応したメールが送信されます。特別な対応は必要ありません。
SendGridの配信停止機能を利用しない場合
配信停止リストを自社で管理しており、メール本文にSendGrid管理外の配信停止リンクを挿入する場合は、ワンクリック配信停止専用のURLをリクエストに別途指定することでRFC 8058に対応できます。
Web API v3で送る場合
headersパラメータでList-UnsubscribeヘッダとList-Unsubscribe-Postヘッダを指定してください。substitutionsを利用することで、宛先ごとに異なるURLを指定できます。
{ "personalizations": [ { "to": [ { "email": "to1@example.co.jp" } "to": [ { "email": "to2@example.co.jp" } } } ], "from": { "email": "from@example.com" }, "content": [ { "type": "text/plain", "value": "Hello, World!" } ], "headers": { "List-Unsubscribe-Post": "List-Unsubscribe=One-Click", "List-Unsubscribe": "<https://www.example.com/unsubscribe?id=-id->" } } |
SMTPで送る場合
各ヘッダを以下のように指定してください。X-SMTPAPIのSubstitution Tagを利用し、タグをList-Unsubscribeヘッダに埋め込むことで、宛先ごとに異なるURLを指定できます。
X-SMTPAPI: {"to": ["to1@example.co.jp", "to2@example.co.jp"], "sub": {"-id-": ["a1b2c3", "d4e5f6"]}} List-Unsubscribe-Post: List-Unsubscribe=One-Click List-Unsubscribe: <https://www.example.com/unsubscribe?id=-id-> |
マーケティングキャンペーン機能を利用する場合
「Custom Unsubscribe Link」機能を利用することでRFC 8058に対応可能です。
詳細は「マーケティングキャンペーン機能で独自の配信停止リンクを入れる方法を教えてください」の注意事項を参照してください。
Gmailが求める他要件への対応についてはこちらも参考にしてください。