スロットリング(受信側ISPが設ける受信制限による遅延)が発生している可能性があります。SendGrid上ではDeferral(遅延)として扱われます。例えば以下のような状況で発生します。
- 新しい固定IPアドレスを取得し、メールを送信し始めた
ISPは新しいIPアドレスの信頼度(レピュテーション)の確認が取れるまで一時的に受信を遅らせることがあります。一般的には、信頼度の確認に2~4週間程度の期間を要します。IPアドレスのウォームアップを実施するとともに、SendGridから送るメールの量を徐々に増やすことをご検討ください。 - メールの送信量を急激に増やした
送信量が突然変化した場合、ISPは受信を遅らせることがあります。IPアドレスのウォームアップの実施をご検討ください。 - 短時間に大量のメールを送信した
SendGridは送信リクエストを可能な限り高速に処理します。一方、ISPは大量の迷惑メールからサービスを保護するため、一定期間に受信可能なメールの量に制限を設けています。この制限を回避するため、送信側で送信レートの制御を行うことをご検討ください。
スロットリングに該当しない場合、他にも様々な原因が考えられます。問題の切り分け方法についてはこちらの記事をご確認ください。
あわせてサービスステータスもご確認ください。