このような事象が起こる理由として、メールの転送先でBounce/Blockが発生した可能性が考えられます。
よくある例としては、
- 宛先にグループメールアドレス(メーリングリスト)を指定したが、グループに登録された一部のアドレスへの送信に失敗した
- 宛先アドレスの所有者が別のアドレスへメールを転送する設定にしていたが、何らかの理由で転送処理に失敗した
といったものがあります。
REASONの例:
「550 <転送先アドレス>:User unknown」
(この例は、「転送先アドレス」が存在しないというエラーです。)
■事象の流れ
SendGridから宛先に送られたメールが、宛先側で別のアドレスに転送される。
↓
転送先でBounce/Blockが発生し、元メールのReturn-Path(SendGrid)宛に不達通知が返される。不達通知には、Bounce/Blockが発生した転送先のアドレスが記載されている。
↓
SendGridでBounce/Blockイベントが発生する。Bounce/Blockと紐付くアドレス(宛先として指定したアドレス)とREASON(不達通知)に記載されているアドレスが異なる。
■対応
この事象が起こると、宛先のメールアドレスが存在しメールが到達しているにもかかわらず、BounceリストやBlockリストに宛先アドレスが登録されてしまいます。
一時的にこれらのリストから削除しても、次回送信時には再び不達となることが予想されるため、宛先アドレスの所有者に、転送先アドレスの確認(有効状態など)や転送設定の削除を依頼してください。
こちらもご参照ください。