IPアドレスがブラックリストに掲載され、Blockイベントが多発しています。どうすればよいですか?

以下のような理由でメールがブロックされる場合、アカウントで使用されているメール送信元IPアドレスがDeny List(通称:ブラックリスト)に掲載されたと考えられます。

  • Mail from IP 198.51.100.255 was rejected due to listing in Spamhaus SBL. 
  • Service temporarily unavailable; Client Host [198.51.100.255] blocked using Trend Micro Email Reputation Service.

一般的には、そのIPアドレスからスパムトラップへの送信や、悪意のあるメール送信をしたことが原因になることが多く、掲載解除のためには原因を排除した上で、Deny List運営事業者に解除要請をする必要があります。

SendGridの送信元IPアドレスが掲載された場合、解除方法はご契約プランごとに異なります。

Pro以上のプラン

お客様ご自身で、Deny Listの解除申請をお願いいたします。

通常、申請先はBlockイベントのREASONに記載されています。

Free/Essentialsプラン

・掲載されたDeny Listの名称及びIPアドレス

・BlockイベントのREASON

を添えて弊社サポートまでご連絡ください。

Pro以上のプランの場合

固定IPアドレスを占有するPro以上のプランでは、お客様の送信に不審な点があった可能性があるため、ご本人様からの解除申請をお願いしております。

 

 

Free/Essentialsプランの場合

複数のお客様でIPアドレスを共有するプランでは、原因となったアカウントの特定や対処、解除申請を米国SendGridにて実施いたします。

共有IPアドレスを利用する場合、他のお客様による送信の影響を排除することはできないためDeny Listへの掲載リスクは常に存在します。

掲載された場合、米国SendGridでは解除に向けた原因究明、対処を速やかに実施いたしますが、解除するかどうかはDeny List側の判断になるため早期解決は保証できません。また、掲載原因に対する対処が完了するまでは、再発の恐れがあるため別のIPアドレスへも変更されません。

悪意のあるメールが送信されてしまうと、

・そのメールを受信した第三者に対して損害が発生する可能性があること

・送信に利用されたIPアドレスだけでなく、SendGridサービス自体の信頼性を損ねること

から、対応は慎重に行われ、解決までには一定の時間を要すること、ご理解くださいますようお願いいたします。

上述の理由から、根本的な解決策として、お客様専用のIPアドレスを占有できるProプランのご利用をお勧めしております。

 

Proプランに変更いただく場合の注意点

  • プランはマイページから変更でき、即時反映されます。変更方法はこちらをご覧ください。
  • プランの切り替えにあたり、ログイン情報や設定の変更を行う必要はありません。
  • プラン変更した時点で固定IPアドレスが自動的に割り当てられ、以後のメール送信に使用されるようになります。割り当てられたIPアドレスの確認方法はこちらをご覧ください。
  • 固定IPアドレスには送信実績がないため、レピュテーションが確立するまで一時的にDeferredイベントが発生する場合があります。通常は数日程度で自然に解消しますので、切り替え後はしばらく様子をみてください。
  • プラン変更前に送信し、Blockイベントが発生して届かなかったメールは、自動で再送はされません。プラン変更後にご自身で再送していただく必要があります。

参考記事