アカウントの停止を防ぐためには、アカウントを適切に管理する必要があります。
Suspension, Banへの防止策を講じる
異常なアクティビティが確認された場合、アカウントを凍結しサービスの提供を中止することがあります。
アカウントがSuspensionまたはBan状態にならないようにするには、以下のポイントに留意してください。
- 不正利用対策の実施
アカウントを第三者に不正利用されないよう、以下の対策を実施してください。
- パスワードの見直し
- 認証情報(APIキー)の管理
- 二要素認証によるアカウントの保護
- IP Access Management機能によるアクセス元の制御
詳細はこちらをご確認ください。
- ダブルオプトインの採用
ダブルオプトインとは、収集したアドレスに対してメール送信することの正当性を確保するための手法の一つです。
具体的には、新しいアドレスが登録されたタイミングで、そのアドレスに対して認証用リンクのクリックを促すメールを送信します。これにより、次の効果が期待できます。
- メールアドレスの存在確認
- 登録者がメールアドレスのオーナーであることの確認
- 受信者がメールの受け取りを希望していることの確認
- 大量送信前の準備
大量送信を行う場合は、事前に宛先リストのクリーニングとIPウォームアップをしてください。これらの準備を行わずにアカウントからの送信通数を急激に増加させると、不正利用の可能性を疑われてしまいます。
詳細はこちらをご確認ください。 - エンゲージメントベースの宛先リスト管理(Sunset Policy)
Sunset Policyとは、ユーザのエンゲージメントサイクルの中で「Sunset=ユーザとの別れの時」を定義するポリシーのことです。例えば、定期的に送信しているメールに対して一定期間反応(開封やクリック)のない宛先をSunset状態とみなし、宛先リストから削除して今後送信しないといった運用を行います。このポリシーに基づいて運用することで、スパムトラップを排除することもできます。
詳細はこちらをご確認ください。
- 正当なメールの送信
フィッシング等の不正なメール送信が検知されるとアカウントがBan状態になります。コンテンツの禁止事項を確認のうえ、正当なメールを送信してください。
定期的にメール送信する
一定期間利用実績のないアカウントは米国SendGridによって停止されることがあります。判断基準は公開されておりませんが、アカウントを有効状態のまま維持するには定期的にメール送信してください。